よくある質問
当院へよくお問い合わせ頂く質問と回答です。その他ご質問等ございましたら、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
ご来院について
- 駐車場はありますか?
当院駐車場をご利用下さい。詳しくは アクセス ページにてご案内しております。
- 長い時間待たないといけませんか?
小児科では、携帯・パソコンから順番予約をご利用いただけますので待ち時間を短縮できます。
診療内容について
- 予防接種はできますか?
各種予防接種 を取り扱っております。
ピロリ菌の診断・除菌治療について
- ピロリ菌はいつ、どのようにして感染するのですか?
ピロリ菌の感染経路はまだはっきり解明されていませんが、ほとんど幼小児期に感染します。
ピロリ菌感染者の唾液、特にお母さんが感染していれば、幼小児期に離乳食を噛んで与える行為等が大きな原因の一つと考えられています。乳幼児の胃酸分泌や胃粘膜の免疫能の働きが不十分なためと考えられ、成人における感染は急性胃粘膜病変をおこすことがありますが、一過性感染で終わることが多いと言われています。- ピロリ菌感染の保険診断・除菌治療はどのような方が対象になりますか?
①内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた方
②胃MALTリンパ腫の方
③特発性血小板減少性紫斑病の方
④早期胃がんに対する内視鏡的治療後の方
⑤内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた方- ピロリ菌除菌するのに、なぜ内視鏡検査をまずしないといけないのですか?
ピロリ菌に感染していると慢性活動性胃炎を起こしており、胃癌の下地になっていますので、まず胃癌がないことを内視鏡で確認することが重要で、そのチェックをしたのちに除菌治療を行うべきです。
- 内視鏡検査をせずにピロリ菌の感染診断を行った場合、診断検査代は保険適用になりますか?
内視鏡検査をまず受けないと残念ながら現時点では保険診療で行うことができません。
ただし過去6か月以内に健診・検診等、他院で内視鏡を受け、胃炎と確定診断(診療録が必要)がなされておれば内視鏡を省略して感染診断や除菌治療を受けることができます。- ピロリ菌除菌成功後注意しないといけないことはありますか?
本邦の成人においては除菌成功後の再感染率は年間1%未満とされており、極めて稀であり、除菌成功が正しく診断できれば、あまり心配いりません。ただし、除菌が成功すれば胃癌にならないということにはなりません。
確かに確率は減りますが、胃癌が発生することがありますので、除菌が成功した後も定期的な胃癌検診を受けるようにしてください。
機能性消化管障害について
- 腹部症状が続くのに先生にどこも悪くないといわれました。どこも悪くないのにどうして症状が続くのですか?
胃の症状(胃の痛み、食後にもたれるなど)の場合は、それは“機能性ディスペプシア”かもしれません。
またおなかの症状(腹痛、腹部不快感を伴う便秘・下痢)が続いているようならそれは“過敏性腸症候群”かもしれません。
これらは内視鏡検査、血液検査などしても異常ありませんので、気のせいと思いがちですが、気のせいではなく機能性という病態が解明されています。
消化管の知覚過敏とか心理的な面も複雑に関わっている病態ですので、これらの病気を理解することがまず治療の始まりだと思います。症状が強いとQOL(生活水準)が落ちますので、一人で悩まないようにまずかかりつけ医に相談しましょう。- 機能性消化管障害の患者さんは結構多いのですか?
日本人の機能性ディスペプシアの患者さんは結構多く、上腹症状を訴え病院を受診した方の約半分はこの病気だと報告されています。また過敏性腸症候群を同時に訴えられる方、胸焼け症状を伴う方の併存率も高いといわれています。